スマートフォンにおけるGoogle/Yahoo!利用率を中長期的に把握する インタラクティブマーケティング統計データ 2012年03月度|株式会社ユニメディア
unimedia.co.jp | Nov 30th -0001本レポートでは昨年11月度より、PCサイトにおけるスマートフォン利用動向を調査・発表しており、利用される検索エンジンの傾向としてGoogleが強いもののYahoo!も一定の割合を占めることをお伝えしました。
今回は'11年10月-'12年03月の半年間の検索流入データ推移をまとめ、上記の傾向に変化が見えたか、を探っていきます。
※当月(03月度)分SPデータおよび全体データは、それぞれリンク先をご参照ください。

この半年間でもっとも大きな変化として、AndroidでのGoogle検索が7.68%、Yahoo!が3.64%減少しており、その原因を調査し対策を打つことが必要と見えます。
しかしその一方、その他検索エンジンが2.54%('11年10月)から11.86%('12年03月)と約9%もの大幅伸長をしていることに注目すれば、母数におけるバランスが崩れGoogleやYahoo!等の比率にも影響を与える可能性も十分に考えられます。
そこでその他検索エンジンをサンプルから除去した上で再集計し、さらに状況を深掘りしてみます。
※本レポートには反映されていませんが、「その他検索サイト」にはInfoseek楽天のようにGoogleエンジンを使用していないものや、ディレクトリ型検索エンジンが含まれています。

その結果、10月と03月を比較するとスマートフォン全体でのGoogle検索は1.3%、Yahoo!検索は0.98%となり微減と呼んで良いレベルの数値となりました。
またAndroid単独においてもGoogle2.71%減・Yahoo!1.97%減と、先ほどの全体データより変動が少ないことが分かります。
さらにGoogleに注目すれば、01月から別集計したd-menu検索もそのエンジンがGoogleであることを考えれば、84.2%('11年10月)に対してGoogle+d-menuの合算値は86.16%('12年03月)と微増しています。
つまりGoogle/Yahoo!ともその流入はこの半年でほぼ安定して推移している、と判断できる内容となりました。
実際の運用では各流入/CVセッション数を把握できるため、比率の変化がどのような実体を伴っているかを把握することが出来るでしょう。
その上で実数と比率のどちらを重んじるか(それによってどちらに対して施策を打つ方が収益を高められるか)を考えなくてはいけません。
例えばGoogleからの流入インパクトを重視するのであれば、より比率を高める手法を実施することで全体ボリュームを上げていくことも一つの手段と言えますし、あるいはその他検索エンジンの中でコンバージョン数の多いサイトへリソースを割くことで、総流入は変わらなくとも結果としてCVRを高めることも期待できると考えられます。
全体データを見るとき、特に中長期で通観する際に何か大きな変化を見つけたときは、その実情を見極めた上でウェイトをどこに置くかを判断することで、企業の戦略策定をより緻密に行なうことが出来るのです。
Original Page: http://unimedia.co.jp/press/2012/report20120426_01.html
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