2012年4月14日土曜日

ライフネット生命新卒採用2013|経営者対談|サイバーエージェント 曽山 哲人

ライフネット生命新卒採用2013|経営者対談|サイバーエージェント 曽山 哲人

recruit.netseiho.com | Nov 30th -0001

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1974年神奈川県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。新卒入社した(株)伊勢丹を1年で退職し、1999年にサイバーエージェントに転職。インターネット広告事業本部統括を経て、2005年に人事本部人事本部長就任。2008年より現職。

曽山
まずは、上場おめでとうございます※。開業4年で上場って、本当にすごいですね。(※2012年3月15日、ライフネット生命は東証マザーズに上場)
岩瀬
ありがとうございます。学生の皆さんが知っているサイバーエージェントは上場して大企業に成長した後の姿だと思いますけれども、曽山さんの入社当時はどんな会社だったんですか?
曽山
僕が入社したときは創業して2年目で、まだ社員が20名くらいしかいませんでした。(※2012年4月現在 約2000名)社長の藤田がひとつ年上で、あとはみんな同い年で。初日、部屋に入った瞬間、アポイントを取るために、みんな真剣に電話をかけまくっていてビックリしました。すごく緊張感のある職場だなと思ったのですけれど、昼休みや終業後はみんな仲良くなって、楽しかったですね。まさに「一緒に戦っている仲間だな」という感じでした。
岩瀬
新卒で入られたのが伊勢丹という超一流の大企業で、そこから、まだできたばかりの、当時20人の、サイバーエージェントに行こうと思ったきっかけを教えてください。そこに移ることへの不安はなかったんですか?
曽山
一番大きかったのは、伊勢丹にいるときにインターネットの通信販売を手伝ったんですよね。そうしたら服がバカ売れしたんですよ。初めてやったのに、こんなに売れるんだと思って。インターネットってものすごく面白いなと。それでインターネット産業というのはきっと伸びるはずだから、この伸びる産業に飛び込んだほうがいいだろうということと、あとは実力主義の会社でもっと働いたほうが、自分の力になるんじゃないかという、このふたつがあって、色々探したらサイバーエージェントに出会いました。
岩瀬
そうだったんですね。まさか今のような会社になるとは、夢にも。
曽山
まったく予想が付かなかったですね。そのまま伊勢丹に残ることも面白そうだなとは思いつつ、チャレンジができるフィールドが目の前にあるのに、やらないほうがもったいないという感覚がありました。そういう意味では不安感というのは、あまりなかったですね。先に私、会社を辞めちゃったんですよ、実は。
岩瀬
時代というのもあったんでしょうか。ちょうど2000年頃って、インターネットの第一次ブームでしたから。
曽山
そうです、それが起こりそうなタイミングでした。私の場合、98年に伊勢丹に入って、99年4月にサイバーエージェントに移っているので、その時期がはじまるかはじまらないかくらいのタイミングでしたね。入社してからたくさん新聞でインターネットについての記事を見るようになりました。
岩瀬
昨年、「入社一年目の教科書」という本を書いたのですが、曽山さんの入社一年目のときの思い出と、印象に残っている体験談を教えてもらえますか?
曽山
一年目のときに、私はすごくやってよかったなと思ったのは、メモを取りまくったことなんですよね。先輩の話も何もかもメモを取って、記憶に残す。メモを取ると、自分が頭で覚えているつもりでも、振り返れば振り返るほどなにも覚えていないということがわかります。先輩もそのメモを取る姿勢を見て応援してくれましたし、自分自身も記憶がより強く残って学びが増えるので、とてもよかったです。
岩瀬
わかっていても、意外と若手の人って、几帳面にメモを取る人って、そんなに多くないですよね。簡単なことなのに、みんなやればいいのにと思って。僕も最近、一生懸命、メモをよく取っています。
曽山さんが憶えている、一年目の失敗談はありますか?
曽山
失敗談というと、朝、店舗は10時からオープンじゃないですか。9時ぐらいに通常は出社すればいいと言われていたので、9時に出社したら怒られたんです。なぜかというと、「先輩が何人も先に来ていて、掃除をするのがお前の仕事なのに、なんで私達より遅いんだ」と怒られました。なんて理不尽な、と一瞬思ったのですけれど。確かに一番、現場の若手が掃除をして、お客様の場を整えるというのは、非常に合理的だなと思ったので、翌日から早く行くようになりました。そのあたりの、自分が知らない会社の当然というものを学んで、ちゃんと変化するってことが、すごく大事なのだというのは、よくわかりましたね。朝、掃除していたら、ちゃんとほめられるようになりましたから(笑)。
岩瀬
大企業の場合、先輩がたくさんいますよね。サイバーエージェントに移られると、先輩がいないというか、社長がいて、あとは皆ほぼ同世代じゃないですか。そういう環境ではどのように学ばれていったんですか。
曽山
とにかく何も考えずにがむしゃらにやりましたね。何でも自由にやっていい環境だったので。伊勢丹では入社したときからキャリアパスがきれいに描かれており、決められた時間内で仕事をするというような管理が厳しかった。私はものすごくたくさん仕事をしたかったので物足りなかったんですよね。転職してからは水を得た魚のように思う存分働きました。
岩瀬
学生の皆さんは、おそらく今の大成功したサイバーエージェントしか知らないですけれど、ここに至るまでには、大変なことや苦労もあった訳ですよね。
曽山
まず記憶に残っているのは、社名を覚えていただけないということでした。電話をするたびに、お客様につないでいただくとき、「サイバーエージェンシー」とか「ハイパーペイシェント」とかいう会社と呼ばれて(笑)。あとは、「インターネットに広告を出しませんか」と営業の電話をかけても、インターネット加入の勧誘と勘違いされて「いらない!」と切られてしまうことも多くありました。インターネットを売りたいわけじゃないのに、そういう感じで、なかなかご理解いただくような状況にならない、営業活動ができないということに苦労しましたね。
岩瀬
でも、そういった中でも、何十社かに一社は話を聞いて、新しいもの、面白そうだねと言ってくださる会社があって、そこで実績を作っていかれたと。
曽山
そうです。面白かったのは、お客様もネット広告をやるというのは先進的だったので、お客様と一緒に成長するということができたんですよね。実際、私が担当していた化粧品会社の係長さんは、ネット通販で成功して、社長になられた方もいます。そこが新しい産業の面白いところですね。
岩瀬
20名から今の規模になるまでで、ステージが変わったなというタイミングがいくつかあったと思うのですが、どういう節目があったんですか?
曽山
ひとつの転機は2006年でした。この年から100名規模の新卒採用を行ったんです。同期がたくさんいると、互いに刺激しあうんですよ。ぎりぎりの時もフォローし合うし、お互いがよいライバルとして「負けないぞ!」と思って頑張る。同期が多いとその分刺激になり、切磋琢磨して抜擢される人もたくさん出てきました。
岩瀬
僕らの場合は、新卒採用をきちんと始めたのは一昨年が初めてで、毎年2~3名を採用しています。社員が80名くらいなので今のところ大人数を採用する予定はないんですが、代わりに国籍性別フリー、30歳未満であれば働いたことがあっても応募ができるとしていて、若いうちのまわり道を歓迎してるんです。新卒一期生の1人は、日本で大学院を出た後フランスに留学して、卒業して日本に帰ってきたときには27歳でした。
サイバーエージェントではどんな基準で採用しているんですか?
曽山
「素直でいい奴」。これは、創業当時から変わっていません。素直だと変化に対して柔軟に対応できると私たちは考えています。この業界は変化が激しい。だからこそ、自分の決めた結論を否定できるかどうかがすごく試されるんですよ。昨日まで常識だと思っていたことが翌日変わっても、本当に伸びていく人は「今までのやり方は間違いだ」と素直に認められるんです。「事実を素直に受けとめる力」とも言えますね。
岩瀬
そんな力を持った人を、どうやって見極めているのですか?
曽山
「素直ですか?」って面接で直接聞いたら、100人中100人が「はい素直です」って答えますよね(笑)。だから、面接の回数を増やすというのが、ひとつのやり方です。年齢の近い先輩から役員まで5~6人がお会いして、「自分のチームで一緒に働きたいかどうか」で判断する。彼らが「一緒に働きたい」というなら人間的に共感できる人、一緒に戦える人だなと考えています。
岩瀬
「誰と働くか」は、僕も会社を選ぶ際の重要な基準だと思っています。あと、ライフネット生命では、選考のはじめに「重い課題」という論文試験を課していて、数字・ファクト・ロジックで考える力があるか見ています。その後は、一緒に働く人たちが「一緒に働きたいと思うか」という観点でお会いしています。これは、新卒も中途も変わりないですね。
岩瀬
サイバーエージェントは若手をどんどん抜擢していきますね。
曽山
今も33人に子会社の経営を任せています。日本でいちばん多いんじゃないでしょうか。もちろん何もかも任せて放り出すのではなく、彼らがやることと我々がサポートすることを明確にします。ただ、最終決断だけは必ず彼ら自身が行うようにしています。お抱え社長では、将来大きな組織を動かせないからです。ただ、子会社によっては必要なサポート体制をしいています。サイバーエージェント本体の経営層からのアドバイスをもらえますし、法律や経理、人事などのバックオフィス業務も本社がサポートする。また、月1回の会議で子会社の経営陣が集まり、同じフェーズの苦労をしている仲間と思いを共有し、議論したりしています。若手時代から経営者目線を持てることはその人の武器になりますね。今子会社経営の経験者が15名ほど、本社に戻って活躍しています。
岩瀬
経験がなくても、大きな裁量をもらえばそれに合わせて成長できる、というのは同意です。ライフネット生命が今回上場する際も、新人に準備を手伝ってもらっていました。少し背伸びして自分の身の丈より大きい仕事をすると、早く成長しますし、だからこそ成長している企業を選ぶということが大切だと思います。また、裁量を与えられるところで成長を経験すると、そこで培ったスキルは自然とほかでも通用するものになりますよね。
曽山
本社の役員もどんどん変えていきます。「CA8」という制度で2年に1回役員2人が入れ替わるんです。これは中・長期で上場企業の経営経験者を増やす、僕らなりのリーダー育成戦略。経験者が増えて層が厚くなる10年後がすごく楽しみですね。サッカーの日本代表のような感覚で、相手チームが変われば布陣が変わって当たり前、2年という期間をどういう布陣で戦うかを考えるという。
岩瀬
面白いですね!サイバーエージェントは、イノベーティブなサービスを生み出すのと同様に、会社の仕組みもすごく工夫して、世になかったものを打ち出していく。
曽山
斬新で強いサービスは、それに見合った環境でないと生まれないですから。藤田も創業当時から「人が大事、そこを頑張れば業績は上がる」って言い続けていましたが、上場3年目に役員が集まって「人事制度を強化して会社を成長させる原動力にしよう」と決め、大きな舵切りをしたんです。
岩瀬
なるほど、「人が大事」というのはすごく共感します。ライフネット生命は現在約80名の社員がいますが、80名で大手の何千人もいる保険会社と競争していかなくてはなりません。しかも多国籍軍というかいろんなバックグラウンドを持っている人を集めたので、どうやってひとりひとりの力を引き出して、のびのびと働ける職場を作るかというのは、本当に経営者の役割だなと実感しています。だから僕の理想の組織は、会社があって、そこにピラミッド式にぶらさがっているのではなくて、むしろ会社というプラットフォームがあって、その上でみんなが自己実現して、活躍して、成長できる組織です。そのようにできれば、必ずいいサービスが生まれると思うんですよね。
曽山
同感です。社員を会社のために働かせるのではなく、彼らの成長のお手伝いをするのが経営だと我々も考えています。優秀な人をどこまで伸ばせるか。
ライフネット生命さんは「働きがいのある会社※」にもランクインしていましたね。どんな点でスコアが高かったんですか?(※2012年日本における「働きがいのある会社」ランキングにて、サイバーエージェントは従業員250人以上の部で4位、ライフネット生命は従業員25〜249人の部で6位 Great Place to Work(R) Institute Japan発表)
岩瀬
「経営者への信頼」「仕事と生活のバランス」のスコアが高かったですね。あと「ライフネット生命で働くことへの誇り」ですとか。
曽山
いいですね、すばらしい。サイバーエージェントでは「裁量権の大きさ」や「連帯感」などが高かったです。
岩瀬
今日お話できたことで、御社の強さは偶然じゃない、わけあって強いのだということがよく理解出来ました。社員が力を発揮できる仕組み作りと働きやすい環境作りを経営層が本気で考え時間を使っている。我々ライフネット生命が取り組んでいるのもまさにそこです。
ライフネット生命も人がすべてのビジネスなので、これからもたくさん学ばせてください。
最後に、我々ライフネット生命への応援メッセージと、ライフネット生命への応募を考えている学生に向けてメッセージをいただけますか?
曽山
金融という規制が厳しく伝統的な大企業が多い業界で、日本の会社として新しいサービスを作って、社会に新しい価値を生みだすチャレンジャーって、ものすごくカッコいいし、チャレンジ自体がとても価値のあることだと思います。サービスが果たす社会的貢献も大きい。ですから、これから入社する皆さんもすごくやり甲斐を感じて仕事に取り組める会社だと思いますよ。力になれるところはいくらでも力になります。応援しています!

Original Page: http://t.co/fq29NW42

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