起業するのに回り道は必要か?
tad.hatenablog.com | Nov 30th -0001Oh My Glassesの清川です。
よく学生さんや若手プロフェッショナルの方と話すと、将来的に起業をしたいからxx社で働こうと思う、とか、もう少し経験を積んでから起業をしようと思っています、とかおっしゃる方がいます。
答えはないと思いますが、私は個人的に、それは違うだろー、といつも思ってしまいます。誤解を恐れずに言うと、"この人はやらない言い訳をしているだけなんじゃないだろうか"、とさえ思ってしまいます。
起業というのは、コンサルや投資銀行などで学べるわけではなく、マネジメント、いや極端に言えば、起業家にならなければ学べないと思うのです。
私も以前は同じように考えていたかもしれません。戦略がどうとか学ばないととてもじゃないが戦えないのではないか、というような具合にです。
スタンフォードに在学していた2年間、無数の起業家の話を聞きました。成功談、失敗談、悩みどころ、などなどです。不思議に思ったのは、戦略がどうとか、で悩んでいる起業家はほとんどいなかったことです。
悩みの多くは、採用(Hiringよりも特にFiring)であったり、難しい会話、言いにくいことをどのように伝えればいいのかであったり、組織の文化形成であったり、意思決定であったり、またメンタル的なものが多いと感じました。
自分が起業してからも、戦略がどうとか、で迷うことはあまりありません。もちろんエクセルファイルがどうとかDCFがどうとか深く考えることもありません。(もちろんゼロではないですが。)
スタンフォードで出会った先輩起業家達が悩んでいたことと同じく、もっと定性的で人間的なことです。
そして、こういうことって疑似体験できるものでもないし、起業して組織を実際にマネージしてみないと分からないことだと思うのです。
尊敬する若手起業家であるBonobosのAndy DunnとBrian Spalyが授業でいったことを今でもよく覚えています。
"経営というのはほんとに難しい。今まで何年もやってきて、組織もこれだけ大きくなってきた今でさえさっぱりだ。とりあえずやってみるしかないんだ。君たちならどうにかなるさ。"
"コンサルにいた1年で意思決定した回数より起業家になって1日で意思決定した回数のほうが多いかもしれない。とにかく決めまくらなければならないんだ。考える時間もない。やってりゃ慣れてくる。"
まだまだ駆け出しですが、先輩起業家を見習いつつ、経営の質、意思決定の質を毎日少しずつでも高めていけたらいいと思っています。
日々学習の連続です。
最後に私のお気に入りの記事のリンクを載せておきます。TechcrunchでのBonobosのメンバーに投資したJoel Petersonの記事です。私もスタンフォード時代、Joelのクラスで多くのことを学びました。
この記事でJoelはBonobosの創業メンバーのことをシンプルな表現ですが、Great Peopleと表現しています。今振り返るとこういう若手起業家達とかなりの数スタンフォードであって"起業家ってクール"だな、と思いはじめたのも自分が起業した動機の一つかもしれません。
Original Page: http://tad.hatenablog.com/entry/2012/04/12/235850
Shared from Read It Later
Sent from my iPad