2012年8月11日土曜日

たった1例のA/Bテストでわかるユーザー理解と勘違い

たった1例のA/Bテストでわかるユーザー理解と勘違い

ptmind.co.jp | Nov 30th -0001
先日、Onlab [Data] Conferenceというシリコンバレーのデータ解析の先駆者達が集まる  イベントに参加してきました。    アクセス解析をサービスで扱うものとしても個人的にも日本の企業がいかに  ページビュー神話でしか解析というものを見ていないのか、を再確認するいい  機会でした。    ここで面白かった発表が1つありました。  A/Bテストを簡単にできるサービスを提供する「Optimizely」の創業者Pete Koomen氏  によるプレゼンテーションです。    彼の共同創業者のDan Siroker氏は2008年のオバマ大統領の支援サイトのwebデータ戦略を  担当しており、その際に選挙支援サイトへの登録ランディングページのA/Bテストを  行ったそうです。オバマ大統領はweb上での寄付金を集めることで選挙運動を有利に  したことで非常に有名ですが、そこではA/Bテストを使って効果最大限にするアプローチ  をすることが採用されていたのです。    A/Bテストとは仮に100人がサイトに訪れたとすると50人にはAのデザインのサイト、  もう50人にはBのデザインのサイトを閲覧してもらい、どちらがより効果の高い  パフォーマンスがあったかを計測するものです。    そこで実際どのようなものがテストをされ、どれが一番効果が高かったか、  みなさんも是非考えてみてください。
Q1:次のうち最もサイト登録へ効果があったボタンはどれか?

1.Sign Up
2.Learn More
3.Join Us Now
4.Sign Up Now

Q2:次のうち最もサイト登録の効果があった背景イメージはどれか?

1.Get Involved Image  
  
2.Family Image  
  
3.Change Image  
  
4.Barack's Video  
5.Springfield Video  
6.Sam's Video  

いかがでしたでしょうか?
それでは結果を発表します。  
こちらをご覧ください。  
■結果  
  

どうでしたか?
最初のボタンの文言は2.Learn Moreが最も効果が高く、続く背景のテストでも2.Family Imageが  
最も効果が高いという結果になりました。  
実際、当時の戦略チームもこのような結果になることは予想できなかったようです。  
そしてA/Bテストで最適化されたページとオリジナルのページの効果の違いが下記です。  

■オリジナルページとA/Bテスト最適化のページの収益比較
  
A/Bテストで最適化されたページは、総額で約50億円の金額の違いを生み出しています。  
もし、オリジナルのページが絶対だと担当者が考えて話さないようであれば、ずいぶんと選挙資金獲得も  
様相が違っていたかもしれませんね。  
■顧客のことはわからない  

ここまでの話で最も言いたかったことはこれです。 私達はユーザー目線、顧客第一と言っているものの、顧客のことはわからないのです。 これはA/Bテストが優秀な計測ができるという証明ではなく、実際の顧客の反応を計測しないかぎり、 顧客のことはわからないということの証明なのです。
では顧客、ユーザーのことはどうしたらわかるのか?  
それは計測をして初めてわかることなのです。  
計測をして顧客を理解し改善し、また計測をする。この繰り返しが頭に入っている企業とそうでない企業では  
先ほどのオバマ大統領の結果の違いを生み出してしまうわけです。  
我々はスマートフォンユーザーの動きを計測し、顧客理解をするサービスを提供していますが、  
この結果は顧客理解の典型例であり、どの企業も頭に入れておいて欲しいと声を大にして言いたいです。  
「顧客は計測しないとわからない」と。  

この記事は下記を参考にして作成されております。

Original Page: http://www.ptmind.co.jp/blog/?p=246

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