Google アナリティクスで時間/日/週/月単位に複数指標データを出力する方法
gaforum.jp | Nov 30th -0001<共通の機能解説>
集計対象期間内で、時間/日/週/月単位に集計した複数の指標のデータを出力したい場合の方法をご紹介します。
Google アナリティクスでは、(全ての指標で可能ではありませんが)折れ線グラフの表示単位を例えば「週」にすれば(図1赤枠部分)、グラフ表示上(図1青枠部分)も、出力データ(図1緑枠部分)としても週単位の数値を把握することが可能です。
しかし複数の指標をいっぺんに週単位で出力する機能は、標準な機能としてはありません。ここでは、時間/日/週/月単位に複数指標データを出力する方法をまとめて説明します。
曜日別に束ねた出力をする方法や時間帯別に束ねた出力をする方法で紹介した方法と同様にカスタムレポートを作成することで可能です。これらと異なるのは、同種のもの(同じ時間帯や同じ曜日)を束ねるのではなく、それぞれの時間の長さの単位で出力するという点です。
それではそのカスタムレポートの作成方法を説明します。カスタム レポートの作成手順については、パート1、パート2、パート3で解説しておりますので、カスタム レポート作成の際の細かい設定や指定方法はそちらを参考にしてください。
まずカスタム レポートで新しいカスタムレポート作成画面を出します(図2)。ここではレポートの種類は「実績サマリー(表)」(図2赤枠部分)のタイプで作成していきます。
例えば週単位に把握したい指標を「+ 指標を追加」ボタン(図2青枠部分)をクリックして、指定していきます。図3は指標として「訪問数」「ページビュー数」を指定(図3赤枠部分)したところです。続いて「+ ディメンションを追加」(図3青枠部分)をクリックします。
するとディメンションを選択するためのプルダウンが、図4のように表示されます。この一番下の「その他」(図4赤枠部分)をクリックして展開したのが図5です。ここで「週(年間)」(図5赤枠部分)を選択してください。
ここで時間単位で見たい場合は図5で表示されたディメンションの中から「時間帯」(「時」ではありません)を、日単位で見たい場合は「日付」を、週単位で見たい場合は「週(年間)」を、月単位で見たい場合は「月(年間)」を選択してください。なお「時間帯」のディメンションは全ての「指標」に対して提供しているわけではありませんので、選択した「指標」によっては、ディメンションの選択肢に「時間帯」が表示されないこともあります。
レポートのタブ名を「週単位」と記入(図6赤枠部分)して、この画面の一番下の「保存ボタン」(図6青枠部分)をクリックして設定を保存します。切りの良い4週間分を指定して表示させたカスタム レポートが図7です。
通常のレポート同様に、まず上部に指定した2指標の期間全体の数字が表示され(図7赤枠部分)、その下には最初に指定した指標(ここでは訪問数)の日別(週別でなく)の折れ線グラフ(図7青枠部分)、そして指定した2つの指標を週単位にまとめた数字が一覧表(図7緑枠部分)の方に表示されました。
図7黒枠部分の表示を見てわかるとおり、週を表現する形式は6ケタの数字で、初めの4ケタが年でその後の2ケタが週の番号(01~53)で区別するようになっています。表示の並び順は、最初に指定した指標(この例では「訪問数」)の多い順に並んでいます。時系列に並べるためには「週(年間)」(図7赤丸部分)を2回クリックしてください。並び替えの作業を2回繰り返すのです。
図8のようにレポート上部のに共通の機能はありますので、これを利用して出力したり、マイレポートに追加することができます。
図8:共通の機能
時間単位、日単位、月単位で指定した出力例は下記に列挙しておきます。いずれもグラフは日単位で変わりがありませんが、グラフの下の一覧表形式の出力単位が変わります。
月(年間)の出力形式:yyyymm(例:201201)
日付の出力形式:yyyymmdd(例:20120118)
時間帯の出力形式:yyyymmddhh(例:2012011812)
月、週、日、時間単位の4つで見ることができるカスタム レポートを共有しますので、下記からコピペして頂ければと思います。指標はこの例の二つだけですが、編集を加えて使ってみてください。
Original Page: http://gaforum.jp/basic/function/3534
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