2012年2月22日水曜日

Webマーケティングにリスティング広告を使おう【3】 キーワード最適化へ4つの施策 (2/3):MarkeZine(マーケジン)

Webマーケティングにリスティング広告を使おう【3】 キーワード最適化へ4つの施策

markezine.jp | Nov 30th -0001

キーワード最適化への施策2:マインドマップを利用する

 キーワード展開には、商品の特性・種類の徹底した理解と連想力が欠かせません。その商品を利用するターゲットは、どういった属性でどういった発想のもとに検索行動を行うのか、これを考え続けることに価値があります。

 しかしながらこのように考えていくと、可能性のあるキーワードが多岐に渡ってしまうと悩む担当者も多いのではないでしょうか。

 その際マインドマップを利用すると、発想を可視化し、豊富なアイデアを整理することが容易になります。高級腕時計を販売しているサイトを例に、マインドマップを活用してみましょう。

 その1は、欲しい商品が明確で購買意識の高いユーザーをターゲットにした場合のキーワードの展開図をマインドマップ化したものです。まずは大枠である「ブランド名」から「モデル名」へ、その後「具体的な商品名」に、最終的には「型番」までブレイクダウンしています。具体的に欲しい商品が決まっているユーザーは、より具体的なキーワードで検索しています。それに対応するため出稿側は、商品の種類を徹底的に網羅する作業が重要になってきます。

 その2は、プレゼントを主軸とした思考を持つユーザーをターゲットにした場合のキーワード展開を洗い出し、マインドマップ化したものです。高級腕時計はプレゼントとしてのニーズが高いことはご存じのとおり。しかし、ユーザーはまだ高級腕時計のブランド名や商品名など、具体的な名称でのキーワードで検索するまでには至っていません。どのようなシチュエーションで高級腕時計がプレゼントの選択肢に入るのか、いくつもの仮説立てが重要になってきます。

 このように、ECサイトに限らずさまざまなサービス・商品において、アプローチ手法は1つだとは限りません。アプローチ手法が多いほどビジネスの可能性を広げてくれることでしょう。マインドマップを利用し、それらのアイデアを可視化していきましょう。

※その2で上げたような提案型リスティング広告の発想の場合、競合他社が多岐に渡る場合があります。何度かテストを繰り返しながら、どのジャンルで購買に至りやすいのかを見つけ出すことが非常に重要です。

キーワード最適化への施策3:ブレインストーミングを活用する

 リスティング広告の運用は、担当者レベル(ほとんどの場合で1名の中で完結)で考えてしまいがちです。より効果的なアカウントを構築するには、多くの知恵やアイデア、そしてさまざまな発想を取り入れることが重要になります。そこで取り入れるべき手法が、数名でチームを組んでのブレインストーミングです。

 ブレインストーミング(Brainstorming)とは、アレックス・F・オズボーンによって考案された会議方式の1つで、集団発想法、ブレインストーミング法(BS法)、ブレストなどと称されることが多いかもしれません。

 ブレインストーミングによってアイデアを網羅的に出し合い、その後コストと実現性などによって評価を行い、どのアイデアが有効でチャンスがあるのかを導き出します。これは、リスティング広告におけるアカウント設計において非常に重要な部分です。

 ブレインストーミングのルールはたったの3つ。批判禁止自由奔放アイデアは量重視、です。ひたすらアイデアを出し続け、脳に疲労感を生むくらいまで考え続けることが重要です。

 ブレインストーミングのメリットは、インターネットに依存しない潜在的なキーワードを洗い出すことができる点です。

Original Page: http://markezine.jp/article/detail/15089?p=2

Shared from Read It Later



Sent from my iPad