GooglePlusのSEOとは?(詳細と実験的情報編)
7korobi8oki.com | Nov 30th -0001この記事に関するコメント・ご質問はこちらからお気軽にどうぞ!
前回もGoogle+でのSEOについての記事を書きました。今回は第2弾として、前回よりも細かい情報をお伝えしたいと思います。例えば、プロフィールで行われているスパムのやり口や、ゼロスタートから交流を作るTIPSなど…。
大きくは
- Google+というサービス内でのSEO策(GooglePlus内での検索対策)
- Google+の結果が大きく反映される"Search Plus Your World"でのSEO関連対策
が今回の内容です。
元記事はこちら。
▼The Ultimate Google+ SEO Guide :
http://www.blindfiveyearold.com/google-plus-seo
開いて頂くとわかりますが、かなり長いです。
様々なところを網羅的に調査した結果が一気に書かれているためです。そのため、あえて紹介しない部分もありますし、図版も豊富なので、原文もぜひご覧ください。
また、前回のGoogle+SEOの記事とかぶる部分もありますが、ご容赦下さい。
また、まさに試行錯誤されている最中のものなので、実験途中の内容や調査中の内容も少なくありません。その点をご留意下さい。
1.Google+内の検索上位表示対策
1.1.はじめに
Google+内の検索は大きく「投稿の検索」「人とページの検索」「Sparksの検索」「Hangoutの検索」があります。
後ろ2つは、やれることは特にありません。
前の2つ「投稿の検索」「人とページの検索」特に重要であろう後者の「人とページの検索」について、その仕組みを探るのがメインテーマです。
人とページの検索で見つけてもらいやすくなれば、それだけ人脈が増えますし、サークルに入れてもらう数が増えることによって、のちのSearch Plus Your World上でもSEO上有利になります。
箇条書きでご紹介します。
1.2.投稿の検索
- 一般の通常検索と同じようなアルゴリズムだろう。
- たくさんプラスワンされ、シェアされることが外部要因として重要
- 記事にキーワードが入っている、ある程度の文章量がある、一行目が太字でタイトルになっているなどが内部要因として重要。
1.3.人とページの検索
- 恐らくここを制することがSNSとしてのGoogle+の1つのゴールだろう
- 検索した時にプロフィールのどこを見るか?それは「紹介文」「職歴」「学歴」「住んだことのある地域」「他の名前」だと思われる
- 「職業」の欄は使われない(筆者は「職業」の欄に"Purple Jellyfish Farmer"と入れていた。なので"Purple Jellyfish Farmer"で検索してみたら、一件もヒットしなかったため)
- 「何人の人にサークルに入れてもらっている」かが大きな順位決定要因
- 自分がサークルに入れている人が上に出やすいようだ
やはりサークルに入れられている数(Circle counts)というのは重要なようです。
とは言え、そう簡単にサークルにたくさん入れてもらえるかというと、もちろんそれは難しいです。
そこで、幾つかのTIPSを紹介しています。
【サークルに入れてもらうためのTIPS】
- 投稿の公開範囲はできるだけ広く
- コメントやプラスワンをされたら、なるべく早くレスポンスをする
- コメントを返すときには必ず@nameを使ってレスポンスをする、なぜなら相手に通知が行くから
- 自分の投稿の内容に興味を持ってくれそうな人を、予め@nameで入れておく
※ただしやり過ぎに注意! - コメントはその後会話が生まれるようなコメントにする(「いいですね!」だけなどはNG)
- 狙っている分野のキーマンやエキスパートをサークルに入れる、通知が行くのであわよくば。
その際に、相手が自分の投稿を見る前提で、「いい投稿」「興味を持ってくれそうな投稿」を一番上に出しておく。 - 検索結果を保存して、リアルタイムでモニタリングする。投稿した直後が一番反応してもらいやすい。
4番はこのようなイメージです(勝手に名前出してすいませんMシゲさん(^_^)
このようなTIPSを使いながら、人間対人間として、相手のことを考えて交流をしていくと、効率がいいというように述べられています。
1.4.スパム行為の例
Google+内でもスパム行為は行われています。
なぜそんなことをするかというと、前述の通り、メジャーなキーワードで上位表示されれば、たくさんの人にリーチできるからです。
具体的には以下のようなことを行なっています(そして他にもおそらくあるでしょう…)
- 「住んだことのある地域」にたくさんの地域を入れる
- 「他の名前」欄にキーワードをたくさん入れる
- 「学歴」にキーワードを詰め込む
最後の「学歴」これは少しの文字しか入らなさそうですが、実はたくさん入ります。
これを利用して、たくさんのキーワードを突っ込むんですね。
※ちなみにGoogle+のスパム対策チームはMattCutts氏ではないそうです。
Google+内でのSEOについては以上です。
2.Search Plus Your WorldでのSEO
続いてSearch Plus Your Worldの話です。
Search Plus Your Worldですが、注目すべきポイントとしては
- 右側にリストアップされる「ユーザとページ」の部分
- 左側の通常検索結果の部分
の2ヶ所があります。
2.1.右側のリストについて
Google+上で「A」というキーワードで検索した結果と、SPYWが適用されたGoogle検索で「A」で検索した結果は異なるようです。
また、リロードするたびに出てくるユーザやページは変わると。
ただ、変わるといってもランダムではありません。
特定のグループの中から数名がでてくるといった状況で「リストが有ってその中からランダムに選ばれている」という状態ではないか、と元記事では推測しています。
ではどうやって、ここに載るか。
Google+内での検索結果と異なるということと、キーワードごとに出てくるユーザの情報を考えてみると、ただ幾つかの要素を積算したような単純なものではなく、きちんとしたアルゴリズムが裏にあるようだとのこと。
ここはいわゆるSEOと同様に、一筋縄ではいかないというところで、止まっています。
2.2.左側の検索結果部分について
- Google+のポストと、通常のWEBページの検索結果が混ざってでてくるが、それがどういう基準なのかは良く分からない。ただ、普通に考えるよりはGoogle+のポストはたくさん出てきている
- 1つ可能性が高いこととして「検索クエリと一致したテキストが入っている」ことがある
- しかし、検索クエリと一致したテキストが入っていても、それは「自分のサークル内の人間」でないと検索結果に表示されない。
- それは、もし全てのユーザが対象になったら、キーワード詰め込み投稿スパムが起きるからだろう。
- あなたとのエンゲージメントが高い投稿より、Google+内で一般的に人気のある投稿の方が上位表示されるようだ(あくまでGoogle+の投稿間で、という前提)
まだ良く分からない所が多いようですが、ここから考えると、
- 自分をサークルに入れている人に、自分の投稿を見つけてもらうためには
- その人が興味を持って検索しそうなキーワードが入った投稿をして
- さらに、その投稿自体にプラスワンやシェアがたくさん付けばなおよし
ということかと思います。
自分をサークルに入れてくれている人に、改めて投稿を見せても意味があんまりないんじゃ?と考える方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
言ってみればこれは「見込み客フォロー」のようなものです。
サークルに入れたからといって、それほど注視しませんし、入れていたことすら忘れてしまうことはよくある話です。
その時にこうやって検索結果内で自己主張して、思い出してもらうことは、つながりを作るという意味でとても重要ではないでしょうか。
2.3.投稿は上位表示しづらいけれど、リッチスニペットになるというメリットも
また、Google+の投稿は他の一般的なWEBページのスニペットより優れている所があります。
それはリッチスニペットだということです。
顔写真や投稿者名などもでるので、周りに比べて極めて誘目性が高くクリック率が高いと考えられます。
これはSERPs上とても魅力的なことです。
ちなみに、パーソナリゼーション(Search Plus Your World)をONにした時とOFFにした時で、Google+の投稿のタイトルタグが変わるそうです。
具体的には、OFFにししているとつく「名前 - Google+ 」が、ONにすると消えるそうです。
2.4.リッチスニペットを出すにはオーサーシップ(作成者)だという表示が必要
この顔写真や名前付きのリッチスニペットですが、Google+の投稿以外でも出せるようになる模様です。
昨年のSMXでも同じような講演がありました。記事にしています。これが順調に広がっているいるということですね。
▼Google検索結果にコンテンツを書いた人が表示されるようになる?|海外WEB戦略戦術ブログ : http://www.7korobi8oki.com/mt/archives/2011/11/google-author-information-on-serps.html
ではどうやって出すかというと、上の記事にもあるのですが、WEBページ(WEBサイト)とGoogleプロフィールを結びつければOKです。rel=publisherで、プロフィールページへのlinkタグを入れればOKです。
とは言え、入れればすぐに絶対出るわけではありません。
もしそうであれば、もっと日本でも検索結果に顔写真入りのリッチスニペット化されたものが出てきてもおかしくないはずです。
何かのタイミングで一緒に入ってくるのかもしれませんね。
終わりに
今回も前回の記事に続き、Google+と"Search Plus Your World"でのSEOの話でした。
総括的にまとまっているのは前回の記事です。今回は細かいまだ実験段階の情報をあえてご紹介しました。
このGoogle+との連携は、パンダアップデートと同じ趣旨だと思っています。
どちらも、価値の低いコンテンツを見えにくくするという点で同じだからです。
パンダアップデートの場合はページをアルゴリズムで判断しますが、Google+はユーザの声で判断します。
手法が違うだけで、目指す方向は同じだろうなと思います。
これからは、価値があると考えられている個人が、価値のある情報を出すことが、検索エンジンで上位表示される基本的なパターンになると思います。
いかに良いコンテンツを作っていくか、いかにそれをみなさんに届けるか。
恐らくそこの鍵は「コンテンツマーケティング」のノウハウが握っています。
よろしければ、突貫で徹夜で立ち上げた専門サイトを御覧ください(^_^)
▼海外コンテンツマーケティング.com :
http://www.7korobi8oki.com/contents-marketing/
引き続きGoogle+は、SEOに限らず追いかけていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
Original Page: http://www.7korobi8oki.com/mt/archives/2012/02/googleplus-seo-experimental.html
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