完全一致とフレーズ一致の機能向上
support.google.com | Nov 30th -0001ユーザーが製品やサービスを検索するとき、検索クエリを常に正しく入力するとは限りません。完全一致とフレーズ一致が一部の類似パターンにも一致するようになるシステム アップデートを 5 月中旬頃に予定しております。一致する類似パターンには、入力ミスや表記の違い(「ウォータープルーフ」と「ウォータープーフ」、「ダイアモンド」と「ダイヤモンド」など)、省略形(「プラモデル」と「プラモ」)、ひらがな・カタカナ・漢字(「ご飯」と「ごはん」、「コーヒー」と「珈琲」など)、外国語ではさらに単数と複数の違いや語形の変化(「flower」と「flowers」、「serving」と「serve」など)、アクセント記号(「café」と「cafe」など)、頭文字(「New York」と「NYC」など)などが含まれます。
新しい完全一致とフレーズ一致をお使いいただくことで、お客様の商品やサービスに関心のあるより多くのユーザーに広告を表示し、クリック率やインプレッションを高めることができます。
完全一致とフレーズ一致の機能が向上し、ユーザーが完全一致キーワードまたはフレーズ一致キーワードの類似パターンで検索した場合でも、お客様の広告が掲載されるようになります。これにより、広告を表示させる検索クエリをさらに正確に指定できると同時に、設定したキーワードに関心のあるより多くのユーザーに商品やサービスをアピールできます。
注
品質スコアおよび First Page Bid の見積もりでは、類似パターンではなく、設定した正確なキーワードが使用されます。つまり、完全一致キーワードの類似パターンによって広告が掲載された場合、その広告掲載は品質スコアや First Page Bid の見積もりに反映されません。
完全一致とフレーズ一致のオプション選択
5 月中旬から、ユーザーが完全一致キーワードとフレーズ一致キーワードの類似パターンを検索した場合でも、お客様の広告が自動的に掲載されるようになります。完全一致キーワードとフレーズ一致キーワードでは、このデフォルトのマッチ設定を使用することをおすすめします。ただし、新規キャンペーンまたは既存のキャンペーンで、完全一致とフレーズ一致のターゲットを限定する場合は次の手順に従ってください。
新しいキャンペーンで完全一致とフレーズ一致を限定する方法は次のとおりです。
- http://adwords.google.co.jp から AdWords アカウントにログインします。
- [キャンペーン] タブをクリックします。
- [+ 新しいキャンペーンを作成] をクリックします。
- [詳細設定] セクションまでスクロールします。[キーワード マッチ] をクリックします。
- [完全およびフレーズ一致] セクションで [類似パターンを含めない] を選択します。ユーザーが完全一致キーワードとまったく同じ語句を検索した場合のみ、お客様の広告が表示されます。ユーザーがフレーズ一致キーワードとまったく同じ語句を含むフレーズを検索した場合のみ、お客様の広告が検索されます。
既存のキャンペーンで完全一致とフレーズ一致を限定する方法は次のとおりです。
- http://adwords.google.co.jp から AdWords アカウントにログインします。
- [キャンペーン] タブをクリックします。マッチ タイプを変更するキャンペーンを選択します。
- [設定] タブをクリックします。
- [詳細設定] セクションまでスクロールします。[キーワード マッチ] リンクをクリックします。
- [完全およびフレーズ一致] セクションで [類似パターンを含めない] を選択します。
留意点
上記のオプションを選択した場合、完全一致キーワードとフレーズ一致キーワードのどちらについても、ユーザーが類似パターンを検索したときにはお客様の広告が表示されません。キーワードとまったく同じ語句、またはキーワードとまったく同じ語句を含むフレーズをユーザーが検索した場合のみ広告が表示されるので、類似キーワードを含めるデフォルトに比べて表示回数やクリック数が少なくなる可能性があります。
掲載結果とレポート
「検索クエリ」レポートの表示
「検索クエリ」レポートの [マッチ タイプ] 列では、お客様が設定した実際のキーワードと、Google に広告を掲載させた検索クエリとの関連性を確認できます。[マッチ タイプ] 列の内容が、完全一致とフレーズ一致の機能向上に伴い、一部変更されます。
従来の情報に加え、以下の検索クエリのマッチ タイプも確認できるようになります。
- 完全一致(類似パターン): 検索クエリは、アカウントで設定したキーワードの類似パターンとみなされます。
- フレーズ一致(類似パターン): アカウントで設定したキーワードの類似パターンが検索クエリに含まれています。
類似パターンには、つづりの間違い、表記のゆれ(例:「振り込み」と「振込」)、略語、英単語ではさらに単数/複数の違い、語形の変化(例:「floor」と「flooring」)、頭文字などの短縮形、アクセント付き文字が含まれます。
例
たとえば、2 つの広告グループで次のキーワードを設定しているとします。
- 広告グループ A: 完全一致キーワード [ピンク 花]
- 広告グループ B: フレーズ一致キーワード "ピンク 花"
以下の表は、検索クエリと表示された広告に応じて、各列に表示されるマッチ タイプを示しています。
設定したキーワード | 検索クエリ | 検索クエリの マッチ タイプ | 理由 |
---|---|---|---|
[ピンク 花] | ピング 花 | 完全一致(類似パターン) | この検索クエリは、広告グループ A の完全一致キーワードの類似パターン(つづり間違い)です。 |
"ピンク 花" | 無料 ピング 花 | フレーズ一致(類似パターン) | この検索クエリは、広告グループ B のフレーズ一致キーワードの類似パターン(つづり間違い)です。 |
分割機能を使用してキーワードの掲載結果データを表示
キーワードの掲載結果データを検索クエリのマッチ タイプ別に分割表示すると、アカウントで設定したキーワードと実際の検索クエリとの関連性を把握できます。検索クエリのマッチ タイプ別にデータを分割した場合、新しい完全一致キーワードとフレーズ一致キーワードがどのように表示されるかを次に示します。
例
たとえば、「犬 おもちゃ」というキーワードを部分一致で設定しているとします。「犬 おもちゃ 購入」や「いぬ おもちゃ 購入」というクエリが検索された場合、これらの検索クエリのマッチタイプは「フレーズ一致」になります。「犬 おもちゃ」や「いぬ おもちゃ」というクエリが検索された場合、これらの検索クエリのマッチ タイプは「完全一致」になります。
更新 18/04/2012
Original Page: https://support.google.com/adwords/bin/answer.py?hl=ja&answer=2537522
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