2012年4月5日木曜日

有料検索(検索広告)とオーガニック検索の均衡最適化: BrightEdgeがケーススタディを発表

有料検索(検索広告)とオーガニック検索の均衡最適化: BrightEdgeがケーススタディを発表

by Anthony Ha, jp.techcrunch.com
November 30th -0001

ある用語で検索すると、あなたの会社がオーガニック検索*の上位にも出るし、有料の結果(検索広告)としても出る。それは、良いことだろうか? それとも、その場合、検索広告はお金の無駄遣いか? これはGoogle自身も研究しているが、今日(米国時間4/2)はSEOサービスのBrightEdgeが、ある広告主による、検索に均衡をもたらすためのやり方を、詳しく解説している。〔*: オーガニック検索, organic search, ふつうの無作為の検索。〕

BrightEdgeが公表したケーススタディは、ホテル業界向けのマーケティング代理店HeBS DigitalがBrightEdgeとAdobeのツールを使ってLoews Hotelsのために行った、オーガニックと有料の検索結果の管理について説明している。その管理の結果、オンラインの客室予約の売上は63%増加し、同ホテル企業がお金を払ったターゲットキーワードのROIは44%増加した。

BrightEdgeのCEO Jim Yuによると、オーガニック検索の結果と検索広告の両方を見る必要がある、両者は同じ一つの検索ページに載るからだ、という。

Googleの研究では、検索広告のクリックの89%が"付加的"であり、その検索広告が仮になかった場合の通常の検索結果のクリックにその89%が付加される、という。通常の検索結果でその会社がトップに出ても、検索広告によるクリックの付加率は50%にもなる。だから、オーガニック検索の結果で上位に来る場合でも、広告を買えばさらにトラフィックを稼げますよ、と広告依存企業Googleは主張する。

しかしYuの議論によると、状況はGoogleが主張するほど画一的ではなく、キーワードによっても異なる。有料検索とオーガニックが互いに相補的な場合もあれば、逆に共食い状態になることもある。オーガニック検索で上位になっても広告を買ったほうがよい場合もあれば、そうでない場合もある。では、それらをどうやって判断するのか? 個々のキーワードについて、テストして調べるしかない。

HeBS Digitalがやったのが、まさにそれだ。そして戦略を以下の6つのステップにまとめている:

  1. ターゲットとなるサイトとキーワードを選ぶ。
  2. 結果の上位に同社が出るキーワードを同定する。
  3. それら上位のキーワードに関してはPPCビッドを下げる。
  4. 広告予算をほかのキーワードに向ける。
  5. コンバージョン効果を測定する。
  6. ほかのWebサイトについてもこの過程を繰り返す。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Original Page: http://jp.techcrunch.com/archives/20120402brightedge-hebs-digital-case-study/

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