拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの違い
kanedatakuya.jp | Nov 30th -0001ほぼすべてのアドワーズ運用者の中には、
アドワーズで利益を増やす=コンバージョンを増やすという
方程式が成り立っているはずです。
そして、世の中にはコンバージョンを増やす為の様々な施策が存在しますが
上記の目標達成に一役買うものとして、
アドワーズには、
拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーと呼ばれる機能が存在します。
上記はいずれもコンバージョンを増やす効果がある とオフィシャルに明示されていますが、
どっちも効果が同じならいったいなにが違うのだ と疑問に思われた方も多いでしょう。
そこで今回は、
・拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの違いは何なのか?
・そして、2つの機能をどのように使い分ければ良いのか?
についてお話いたします。
2つの機能の主な違い
まず、2つの機能の主な違いは、拡張CPC では
設定した上限クリック単価の 30% を超えない範囲で入札単価が調整され、
コンバージョンオプティマイザーでは
上限クリック単価ではなくコンバージョン単価を基準に調整が行われる
ということです。
コンバージョンオプティマイザーは成果を最大限に高めることに特化しており、
上限クリック単価は考慮に入れず、
とにかくCPAベースでのCV獲得に傾注します。
そのため、広告主から安定した予算管理を行いづらく、
上限クリック単価が未知数になってしまうという点で
不安に感じられることもあるでしょう。
(もちろん、キャンペーンの日額予算、月額予算は こちら の機能を元にオーバーしないよう自動的に調整されます)
一方、拡張CPCはどちらかと言えばバランスを重視し、
一定の制御を残しつつ運用を行うため、
未知数となる部分も少なく広告主にとっては安心感があります。
それでは、以下に拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの共通点および、各機能の特徴を列挙します。
拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの共通点
- コンバージョントラッキングや
Google アナリティクスによるアカウントのデータを使用 - オークションごとにコンバージョン率を予測
- 入札単価を自動調整して、
成果の見込めるクリックを獲得するための競合力をアップ
拡張CPC
- すべてのキャンペーン設定と
上限クリック単価に基づいて機能 - 最大 30% まで入札単価を引き上げ可能
- サードパーティの入札単価管理システムで利用可能
コンバージョンオプティマイザー
- 目標コンバージョン単価か
上限コンバージョン単価の設定が必要 - オークションごとに制約を受けずに
独自の判断でクリック単価を調整 - 一部の API ベースの
入札単価管理ソリューションでは利用不可
拡張CPC の有効性について
「拡張CPC では、通常の上限クリック単価を適用するアクセスを残して、
機能の有効性をセルフチェックする」 という機能が搭載されています。
そして、拡張CPC を適用した場合と適用しなかった場合の結果を比較して、
その後の処理を適宜調整してくれます。
このため、拡張CPC を使用すれば、使用しなかった場合を必ず上回る(最低でも同等の)
コンバージョンの成果を得られる。
・・・というのがGoogleの見解ですが、
筆者としては、デイリー予算に制約が無いのであれば
コンバージョンオプティマイザーの使用を推奨いたします。
Original Page: http://kanedatakuya.jp/adwords-master/611/
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