2012年4月5日木曜日

拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの違い

拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの違い

kanedatakuya.jp | Nov 30th -0001

ほぼすべてのアドワーズ運用者の中には、

アドワーズで利益を増やす=コンバージョンを増やすという

方程式が成り立っているはずです。

そして、世の中にはコンバージョンを増やす為の様々な施策が存在しますが

上記の目標達成に一役買うものとして、

アドワーズには、

拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーと呼ばれる機能が存在します。

上記はいずれもコンバージョンを増やす効果がある とオフィシャルに明示されていますが、

どっちも効果が同じならいったいなにが違うのだ と疑問に思われた方も多いでしょう。

そこで今回は、

・拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの違いは何なのか?

・そして、2つの機能をどのように使い分ければ良いのか?

についてお話いたします。

2つの機能の主な違い

まず、2つの機能の主な違いは、拡張CPC では

設定した上限クリック単価の 30% を超えない範囲で入札単価が調整され、

コンバージョンオプティマイザーでは

上限クリック単価ではなくコンバージョン単価を基準に調整が行われる

ということです。

コンバージョンオプティマイザーは成果を最大限に高めることに特化しており、

上限クリック単価は考慮に入れず、

とにかくCPAベースでのCV獲得に傾注します。

そのため、広告主から安定した予算管理を行いづらく、

上限クリック単価が未知数になってしまうという点で

不安に感じられることもあるでしょう。

(もちろん、キャンペーンの日額予算、月額予算は こちら の機能を元にオーバーしないよう自動的に調整されます)

一方、拡張CPCはどちらかと言えばバランスを重視し、

一定の制御を残しつつ運用を行うため、

未知数となる部分も少なく広告主にとっては安心感があります。

それでは、以下に拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの共通点および、各機能の特徴を列挙します。

拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーの共通点


  • コンバージョントラッキングや
    Google アナリティクスによるアカウントのデータを使用
  • オークションごとにコンバージョン率を予測
  • 入札単価を自動調整して、
    成果の見込めるクリックを獲得するための競合力をアップ

拡張CPC


  • すべてのキャンペーン設定と
    上限クリック単価に基づいて機能
  • 最大 30% まで入札単価を引き上げ可能
  • サードパーティの入札単価管理システムで利用可能

コンバージョンオプティマイザー


  • 目標コンバージョン単価か
    上限コンバージョン単価の設定が必要
  • オークションごとに制約を受けずに
    独自の判断でクリック単価を調整
  • 一部の API ベースの
    入札単価管理ソリューションでは利用不可

拡張CPC の有効性について

「拡張CPC では、通常の上限クリック単価を適用するアクセスを残して、

機能の有効性をセルフチェックする」 という機能が搭載されています。

そして、拡張CPC を適用した場合と適用しなかった場合の結果を比較して、

その後の処理を適宜調整してくれます。

このため、拡張CPC を使用すれば、使用しなかった場合を必ず上回る(最低でも同等の)

コンバージョンの成果を得られる。

・・・というのがGoogleの見解ですが、

筆者としては、デイリー予算に制約が無いのであれば

コンバージョンオプティマイザーの使用を推奨いたします。

Original Page: http://kanedatakuya.jp/adwords-master/611/

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