年末って事でデータを参考にJリーグの2012年の結果を振り返る!拮抗して面白かったJ1リーグ戦
derorinkuma.comメリークリスマーッス!!(・(ェ)・)って事で、クリスマスとは全然関係ないけど、Jリーグの全日程も終わった事だし、2012年も終わりを迎えそうだし、クリスマス終わったら大掃除しないといけないとだから今のうちにJリーグの振り返りでもしようと思います。
J1得点王ランキング事情
まずはJ1の得点ランキングを適当に振り返ってみよーかっ!!
んじゃまぁざっととりあえずベスト5のみを挙げます。
1位 佐藤寿人(サンフレッチェ広島)22得点
2位 豊田陽平(サガン鳥栖) 19得点
3位 レアンドロ(ガンバ大阪) 14得点
3位 赤嶺真吾(ベガルタ仙台) 14得点
5位 工藤壮人(柏レイソル) 13得点
5位 ウィルソン(ベガルタ仙台) 13得点
5位 大前元紀(清水エスパルス) 13得点
5位 前田遼一(ジュビロ磐田) 13得点
となっております。佐藤寿人がぶっちぎり、豊田陽平も佐藤寿人とは3点差ついてますが、下位とも5点差なのでこの二人がぶっちぎった形になりますね。
面白い事にこの場合はベガルタ仙台から2選手がランクインしている所か、赤嶺とウィルソンでどれだけ得点を奪ってきたのかよくわかりますね。当然ながらほとんどが上位チームから選出されていますが、3位浦和レッズ、4位のマリノスからは誰も入っていないのも面白い。
だがしかしかしバット、このままのランキングではちょっとつまらないので、ここからPKでの得点を引いてしまおう。勿論PKを蹴らせてもらえているのもステータスではあるだろうが、人によってはちょっと納得いかない部分も出て来るだろうからね。
PKでの得点を抜いたランキングはこうなる。
1位 佐藤寿人 19得点
1位 豊田陽平 19得点
3位赤嶺真吾 14得点
4位レアンドロ 13得点
4位工藤壮人 13得点
なんとここまで落ちてしまうのだ。って言うか佐藤寿人と豊田陽平のゴール数が同じになるのだ、わーおキーング。
ちなみにベスト5でもっともPK数が多かったのは大前元紀の4得点、それを引くと大前は実は9得点となるのである。次点が佐藤寿人の3得点となっている。恐るべしPKキッカー補正。
更に、ここにシュート決定率と90分平均得点、試合数を打ち出すと面白いものが出る。適当に並べます。
まずはシュート決定率
佐藤寿人 0.2619
豊田陽平 0.2405
レアンドロ 0.2857
赤嶺真吾 0.2154
工藤壮人 0.1884
ウィルソン 0.1806
大前元紀 0.2097
前田遼一 0.2364
そう、実はレアンドロが一番高いのである。No.1決定率は実はレアンドロなのだ。ここでまた面白いものを表示しよう、90分での平均得点である。これには出場試合数も絡んで来るので更にいびつな物が出てくる。
佐藤寿人 0.6906
豊田陽平 0.5783
レアンドロ 0.9670
赤嶺真吾 0.5233
工藤壮人 0.4926
ウィルソン 0.4261
大前元紀 0.4084
前田遼一 0.3939
そう、ほとんどの選手が30~34試合出場なのに対して、途中加入のレアンドロは15試合14得点を叩き出しているのです!!うーん、恐るべし決定力…フルシーズン参加していたらダントツの得点王だった可能性も否定出来ないのだ…。
恐るべしJ1の得点王ランキング事情。
J2の得点王ランキング事情
こっちもベスト5のみ挙げます。
1位 ダヴィ(ヴァンフォーレ甲府) 32得点
2位 川又堅碁(ファジアーノ岡山) 18得点
2位 阿部拓馬(東京ヴェルディ) 18得点
4位 藤田祥史(ジェフユナイテッド千葉) 15得点
5位 端戸仁(ギラヴァンツ北九州) 14得点
5位 森島康仁(大分トリニータ) 14得点
5位 武富孝介(ロアッソ熊本) 14得点
5位 有田光希(愛媛FC) 14得点
5位 三平和司(大分トリニータ) 14得点
ぶっちゃけJ2は見たまんまのランキングでした
特に特筆すべき事もない、見ての通りダヴィの得点数が異常なだけでした…。
拮抗していたJ1リーグ戦
今季のリーグ戦で特徴的なのは、本当に全チーム拮抗していた事が挙げられる。
得失点差は「得点数-失点数=得失点差」という計算で成り立っているので、常識的に考えたら上位のチームが得失点差が大きく、下位チームになればなるほど少ないと言うのが当然なんです。
現にJ2は首位ヴァンフォーレ甲府は得失点差28、最下位の町田ゼルビアは-33とわかりやすい数字になっている。上から順番にどんどん数字が低くなってるんですね。まぁ何故か22位の町田より20位のガイナーレ鳥取の方が-45と少ないんですが、まぁそこぐらいでそこまでおかしなことにはなってません。
だがしかしかしバット、今季のJ1は得失点差の起伏が少ない。勝ち点差があまりなかったのも含めて、かなり全体的に強さが拮抗していた事が挙げられる。
サンフレッチェ広島がちょっと突出していたぐらいで、他のチームは本当にどんぐりの背くらべだった。コンサドーレ札幌のみガクンと戦力が落ちていた事になるが、それ以外のチーム最後まで一試合勝ったり負けたりするだけで順位が大幅に変動する可能性を残したままフィニッシュしている。
17位のガンバ大阪ですら、勝ち点3をプラスすれば15位まで順位が上がる、他のチームも同様だ。1位上がるぐらいはよくある話だが2~3位ぐらい一試合で上下する状態が最後まで続くのはあまりないと思う。個人的にはそれだけ面白かったリーグ戦だった。
俺の地元チームで応援しているチームである名古屋グランパスも、最後までACL圏内(3位)を争っていたにも関わらず、最終戦に敗れたら7位で終わってしまった。勝てば4位でフィニッシュ出来ていた所が最後に負けたせいで7位だ、なんだこの落差は…ちなみに賞金で加算すると6千万円→1千万円となっており、5千万円も損した事になります!(笑)
ほぼ総てのチームがそういう状態だったのである。順位が不動だったのはだったのは1位サンフレッチェ広島と2位ベガルタ仙台、最下位のコンサドーレ札幌だけだった。
それだけ拮抗していたんですなぁ今年のJ1は、良い事だとは思います。昨季はどうだったっけなー?と思って見てみたんですが、1位柏レイソルの勝ち点は72だったわけで、最下位モンテディオ山形は21位です。
今季は広島が64、札幌は14でしたが、17位のガンバはなんと38もあったんですね。どれだけ拮抗していたかよくわかると思います。ちなみに昨季の17位のアビスパ福岡は22でした。
残留争いも勝ち点33のヴァンフォーレ甲府がボーダーライン、36の浦和レッズは残留達成していますが、今季の場合は勝ち点39のヴィッセル神戸が降格してます。うーん無情…。
まぁ個人的にはぶっちぎりでJ1優勝してぶっちぎりでACL優勝して、クラブワールドカップも優勝するようなクラブが出て来て欲しいとは思っているので、国内リーグとしては拮抗している方が嬉しいけど、普及を考えたら超強いチームも出て来て欲しいって言うジレンマを勝手に抱えています(笑)
でもやっぱり最後までわからない!ってのは面白かったですねー本当に。優勝は先に決まっちゃいましたが、その分残留争いがアツかったからね。
来季の予想も難しい
昨季終了時、まさか名古屋グランパスがここまでお笑いチームになると誰が予想したでしょうか?沢山の人が「今季の優勝候補筆頭」と挙げていた名古屋グランパスは、蓋を開けてみればケネディが負傷で苦しみ使い物にならず、昨季の勝負強さはボロボロと崩れ落ちて、ただの内容が無い勝負弱いチームになってしまいました。
昨季は内容がなくても最後には勝つ勝負強いチームだったんですけどね、ハイ(笑)強みだったセットプレーからの得点もほとんどなくなっちゃいましたしね。
更に昨季優勝争いを繰り広げたガンバ大阪が結局降格するなどのとんでもない崩壊っぷり、誰も予想出来なかったでしょう。まさか西野朗監督が抜けただけでここまで崩壊するとは…。
監督交代をしたサンフレッチェ広島の優勝も、浦和レッズの復活も、中々ここまでの落差が出るとは想像つかなかったと思います。
サンフレッチェ広島やベガルタ仙台からの選手の流出を考えると、浦和レッズが来季かなり強くなりそうな気はしますが、結局肝心のCFWをまだ補強していないので何とも言えません。
名古屋グランパスはベテラン選手の放出がありましたが、田鍋陵太が二年目を迎え、他にも多数の有望新人が入って来るのは楽しみなものの、ケネディが復活するかは不透明、金崎夢生の離脱等でぶっちゃけ優勝を目指すには心許ない。若手次第ってのも痛い。
サガン鳥栖が豊田陽平残留が決まり来季も楽しみではありますが…。横浜F・マリノスはあくまで中村俊輔次第で、とっくに身体はボロボロとなっているベテラン選手なだけにそろそろ次の中心選手が育たないと危うい。
準備期間を経て二年目を迎える風間八宏体制の川崎フロンターレがどうなるかも気になりますし、セレッソ大阪の南野や柿谷がどうなるのか、更にJリーグ総合王者(勝手に俺が言ってるだけ)の鹿島アントラーズの復権はあるのかどうか、俺の大迫勇也はそろそろブレイクしないのか、色々と気になります。
まぁ要するにアレだ。
来季も楽しみだって事だ!!笑
Original Page: http://derorinkuma.com/colam/31187
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