2012年8月27日月曜日

両方やるべき?検索連動型広告とコンテンツ型連動広告の成功法

両方やるべき?検索連動型広告とコンテンツ型連動広告の成功法

japan.internet.com | Nov 30th -0001
インターネット広告を釣りに例えてみよう。釣り人を広告主、釣果をコンバージョンだとすると、検索連動型広告はさながら釣り堀でのそれである。モチベーションの高い検索ユーザーに広告を配信するため一定の成果が見込める。しかし数には限りがあるといった具合だ。成果を拡大していくには限界があり、そのためには視点を広げ、外に広がる大海に目を向けるべきである。それを実現するための手法として今回は「コンテンツ連動型広告」について触れたいと思う。

コンテンツ連動型広告とは、ユーザーが閲覧しているページの内容とマッチングさせて配信する広告手法である。例えば旅行商品の販売を目指す場合、ハワイやグアムといったページを見ているユーザーに対しての広告配信が可能である。「Google アドワーズ広告コンテンツターゲット」などが主なメニューであるが、インターネットの利用時間のうち「検索」が占める割合が全体の約10% 程度と言われている中で、残りの大部分に対しての有効なアプローチ手法として考えられている。

一般的には検索連動型広告よりも CPA は高くなると考えられているが、一概にそうとは言えない節もある。例えば検索連動型広告で競合が多く CPC が高騰しているようなケースでは、比較的安価で流入を図れるため CPA が良くなることも多い。

ではコンテンツ連動型広告を成功に導くためにはどうすべきか?
以下に Google コンテンツターゲットにおける効果改善のポイントを挙げてみた。

(1)広告配信先の精査

どのサイトに掲載するかということである。Google コンテンツターゲットではドメインごとの成果状況を見ることができるため、効果的なドメインを抽出し個別に高めの入札設定することで、一定の配信量を確保することができる。また逆に成果の悪いドメインを除外することも可能だ。

(2)広告文のブラッシュアップ

検索シーンではないためユーザーはネットの情報に対して「受け身的に眺めている」状態である。そこでいかに魅力的な広告文でクリックを誘因するかが重要になる。またクリック率の向上は品質スコアに影響し、CPC の改善や IMP の増加につながるため、より良い広告文の追及は非常に意義のあるものである。

(3)インプレッションシェアの分析

予算を決めて運用をしている場合は特に、各カテゴリのインプレッションシェアを確認すべきである。一日の上限予算の兼ね合いから掲載可能なインプレッションが確保できていない可能性がある。好調なカテゴリでインプレッションを損失している場合には、別キャンペーンに切り分け極力掲載を確保していくことが望ましい。

(4)イメージ広告の活用

クリック誘因という意味合いにおいて、テキスト広告よりも効果的であることは間違いない。ただそれだけではなくビジュアル訴求による認知向上というメリットも大きい。潜在ユーザーの目に留まるイメージ広告を配信できれば、間接的な成果向上にもつなげることができる。

また上記以外にもキーワードの選定という重要な要素があるが、そちらについては「これからリスティング広告を始める方に!〜キーワードの選び方〜」をご参照いただきたい。

以上、Google コンテンツターゲットにフォーカスをして効果改善ポイントを紹介したが、いずれにせよ継続的な広告掲載から蓄積される各指標を基に最適化を図っていくことが重要である。今回のポイントを押さえ、コンテンツ連動型広告での成功につなげていただきたい。

執筆:株式会社アイレップ 第3コミュニケーション本部 西日本局 栗田敬一朗
記事提供:アイレップ

Original Page: http://japan.internet.com/column/busnews/20120821/4.html

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