「キーワード数が多い=良いプラン」ではありません
by Hiroki, sem-listing.comNovember 30th -0001
『伝えたいこと : 1プランに10,000個のキーワード設定はやりすぎです』
これまで色々なクライアントのリスティング広告アカウントを見てまいりましたが、
たまに見かけるのが、どこかの代理店が作成した、1つのプランに10,000個以上キーワードを設定しており、かつそれらのキーワードがすべてフレーズ一致などで設定されているアカウントです。
それを見るたびに思うことが、
「あまり意味がないのに、ご苦労様です」です。
リスティング担当者として、覚えておいて頂きたいのは、
プラン内のキーワードを設定するとき、闇雲にキーワードを登録するのでなく、コンバージョンの見込みが高いであろうキーワードに予算を集中させたキャンペーン構成を行うということです。
たとえば、食材通販を行っているECサイトのリスティング広告を作る場合を想定いたします。
プランを作る際、まずはじめに考えるべきは事は、
「どんなキーワード掛け合せがあるか」
ではなく、
「どんなキーワードでコンバージョンするか」
ということです。
確かに、10,000個のキーワードを作れば、必ずコンバージョンするキーワードが入っています。
ただ、そのECサイトで売れるキーワードはほんの一握りです。
そのほんの一握りのキーワードを探し当てるために、管理しづらいプランを作るのでなく、コンバージョンを取れると思われる、必要不可欠なキーワード郡のみ設定することだと思います。
具体的に言うと、
食材関連のECサイトを探しているユーザーに刺さるキーワード郡は、以下のテーマとなります。
1.価格訴求
- いくらで売っているの?
2.評判訴求
- そのECサイトは他のユーザーから、どのような評価を受けているの?
3.地域訴求
- 近くにある?
4.通販訴求
- リアル店舗ではなく、通販対応している?
上記の掛け合せでキーワード構成を作成したものが、下記になります。
そのほか、ECサイトの特徴に応じて掛け合せるキーワード郡を個別に設定したり、出稿後、確実にコンバージョン取れるキーワードが発掘できたら、完全一致登録などすればいいと思います。
このようなシンプルなプランでリスティング広告を出稿することで、コンバージョンがとれるキーワードを早期に見極めることが出来るようになります。
また、10,000個のキーワード設定することで、最悪なのは、必要以上のキーワード数を設定することにより、キーワードの合計ボリュームが多すぎて本当に必要なキーワードに予算が回らず、結果が見えないまま終わってしまうこと。
その結果、求めている結果も出せず次への手がかりが見えないため、リスティング広告失敗に終わってしまいます。
今後は失敗しないリスティング広告をするため、意味のあるキャンペーン構成を心掛けてみてください。
Original Page: http://sem-listing.com/?p=73
Shared from Pocket
Sent from my iPad