【WEBサイト改善】問い合わせフォームの内容はサイト改善の題材となる
by inhouseo, inhouseo.bizNovember 30th -0001
おかげさまでこの1ヶ月ほどは新規のサイト制作やリニューアルなどに追われておりまして、ようやく一息つけそうな、そんな状況になってきました。
サイト制作にあたり、クライアントとのやりとりで気になることがありましたので、そのことについて記事を書きたいと思います。すでにタイトルにも書いてありますが、「問い合わせフォーム」に関わることになります。
WEBサイトのリニューアルを手がけていたのですが、元々のサイトには問い合わせフォームが存在しておりませんでした。特に明確な理由はなかったそうなのですが、今回のリニューアルに合わせて、新規に問い合わせフォームを設置することにしたのです。
クライアントからは、何故問い合わせフォームを設置するのかともちろん聞かれました。メールチェックが手間になるからという理由で。それでも私は必要だからということで問い合わせフォームを設置してリニューアル作業を完了しました。(もちろん、しっかりと理由は伝えましたけどね)
私がサイト制作・管理をする場合、必ず問い合わせフォームを設置します。それは、どのサイトにも置かれているから、という理由ではありません。
結論から言いますと、「現在のWEBサイトに足りないものがある」ということをお客様が教えてくださっている、と思うからです。
WEBサイトの本来の目的を達成するために
本来、WEBサイトではお客様が知りたいと思う情報をしっかりと掲載し、WEBサイトを見るだけで問題が解決できるというものが理想です。業種にもよりますが、お客様の疑問が解決して初めて商品購入やサービス申し込み、という最終目的に到達すると思うのです。
ただ、問い合わせフォームからお客様が問い合わせがあるというのは、「WEBサイトには知りたい情報が載っていなかった」「掲載はしているがお客様がそのページを見つけることができなかった」ということが原因になっているからであり、それは本来のWEBサイトの性質を生かしきれていないと思うのです。
例えば、あなたの会社独自の商品をWEBサイトで販売していたとします。他社から類似商品が販売されていたとしても、他社商品にはない魅力があれば、ユーザーはあなたの会社の商品を購入したいと考えるはずです。
しかし、WEBサイト上に商品の料金を掲載していなかったとします。そうすると、ユーザーはこんな問い合わせをしてくるに違いありません。
『商品を購入したいと考えておりますが、価格を教えて下さい。』
価格を教えて下さい、という問い合わせは裏を返せば「商品の価格を載せていないためにユーザーに不都合(ストレス)を与えている」ということになります。おそらく、あなたはすぐに商品の価格をWEBサイトに掲載をするように動くでしょう。
また、このように問い合わせフォームから「わざわざ」問い合わせをしてくるお客様なんて、本当に貴重な存在と思わなければなりません。問い合わせをしてでも価格を知りたい、と思わせる魅力的な商品を扱っていることはとても素晴らしいことですが、例えば10人が購入したいと考えていたとして、果たして10人全員が問い合わせをしてくるのかどうかは微妙なところです。
価格がわからないからという理由で、一旦購入を保留したり、サイトを離脱するユーザーがほとんどだと思うのです。せっかくの購買チャンスを自社サイトの不備が原因で逃してしまっているのは、一体何のためにWEBサイトを作っているのかと問いたくなります。
サイトデザインやSEOと同じくらい、「サイト改善」は大切
このように、問い合わせフォームから届いたお客様の声は非常に重要です。サイト制作者が100%の力を出してサイトを制作したとしても、100人のユーザー全員が納得できるWEBサイトなんてできるはずがないのです。ユーザーから届く問い合わせ内容をしっかりと把握して、「何故このような問い合わせが届いたのか」を考え、サイトを改善していくことが必要だと思います。
どんなにきれいなデザインのサイトを作ったとしても、望んでいるキーワードで検索上位表示できたとしても、そのサイトを見たユーザーに情報を伝えることができなければ、サイトの存在自体意味がありません。SEOにばかり目が行ってしまうと、どうしてもユーザーの目線を忘れがちになってしまいます。SEOももちろん大切なことですが、GoogleやYahooの検索結果、検索順位だけを気にするのではなく、その先にはユーザーがいるということを忘れないで頂きたいと思います。
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Original Page: http://www.inhouseo.biz/archives/1354
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