自分のサイト、特にアフィリエイトサイト作りで学べること
jweb-seo.com | Nov 30th -0001本気でアフィリエイトサイトを作り始めて1年半ぐらい経ちますが、アフィリエイトサイトは本当に学ぶことが多いなと感じます。それまでの5年間で学んだ事を凌駕するぐらい色々な知識やスキルを得ることができました。
アフィリエイトに否定的な意見を持っている人も多いと思いますが、SEO関係者がアフィリエイトサイトを運営することで、色々な気づきがあるはずです。順位を上げるだけではだめということや、アクセス数を集めるだけではだめという事が実感できます。
SEOの目的は検索順位のアップですので、そこから先は別の話というか、SEOの範疇ではないという考え方もありますが、いまどき成約を無視したSEOなんてあり得ません。やはりビジネスサイトのSEOのゴールは成約数アップであるべきだと思っています。
今回の記事はWeb制作会社やSEO会社に勤める人、自社サイト管理者やインハウスSEO担当者へ向けた、本気で自分のサイトを運営することを勧める記事です。
自分で自分のサイトを作る事で学べること
4番以外はアフィリエイトサイトでなくても学ぶことができます。アフィリエイトに限らず収益を上げることを主な目的としたサイトであれば何でも良いのですが、手軽に始められるのがアフィリエイトというわけです。
Web制作やSEOに携わっている人でも、自分のサイトを持っていない人が多いのですが、ぜひ自分のサイトを開設してみてください。
1. 本気でサイトを運営することの大変さが理解できる
どんなに親身になっても、やはり他人のサイトは他人のサイトです。インハウスSEO担当者の場合、自社サイトということになりますので、本気で取り組んでいる人もいると思いますが、自分のサイトと自社サイトは別物です。
私は100%の情熱を注ぐことが出来るのは自分のサイトだけだと思っています。本気になることで色々な物が見えてきます。言うのは簡単ですがやるのは本当に大変です。
日頃クライアントに「コンテンツ作りコンテンツ作り、サイトの更新サイトの更新」と言っている人も多いと思いますが、実際に自分でサイトを作ってみると、まともなコンテンツを作り続けることがどれだけ難しいかがわかります。
デザイン性に優れたサイトやありきたりなサイトは誰でも作れるのですが、コンテンツと呼べるレベルのサイトを作るのは大変です。人に役立つものを作ったり、人が欲するものを作るのがコンテンツ作りの本質です。自分がそのテーマに精通していれば誰にでもコンテンツは作れるとも言えるのですが、考えるのと実際にやるのとでは全く話が変わってきます。
2. 高品質なサイトを作ることの難しさが理解できる
品質が低いサイトを批判する人は多いですが、実際に自分で作ってみるとビックリするほど低品質なサイトが出来上がります。特に初めて作ったサイトは酷いものになるでしょう。
自分のサイトに対する評価は自分ではできませんので、完成したら運営者を明かさずに人に見てもらうのが良いかもしれません。辛辣な意見を貰うと思いますが、それぐらい自分でやってみると難しいものです。
Web制作に携わっていないとデザイン面での質を上げる事は難しいですが、WordPressを使い無料テンプレを少し修正すれば、ある程度の形にはなります。ただ、本当に高品質なサイトを作ろうと思うのであれば、Web制作についても学ばなければなりません。
SEO会社の人の中にはWeb制作のスキルがほとんどない人も多いのですが、サイトのアドバイスなどを行なうにしても、Web制作スキルがあるのとないのとでは、全く信頼度が変わってきます。
3. リソースがない状態でアクセスを集めることの難しさが理解できる
会社でサイトを作る場合、人やお金や時間をかけられます。しかし、自分のサイトを自分で作る場合、ゼロから始めることになりますので、今までやっていたSEOやアクセスアップ手法をそのまま使うことはできません。
会社の力を自分の力と勘違いする人は多いですが、それはサイト運営においても当てはまります。リソースがない状態で行なうサイト運営は、色々と試行錯誤しなければいけないので本当に大変です。
ゼロから自分の力で自分のサイトを育てようとする事で、サイトに本気で向き合うことができます。自分のサイトであれば100%自分の責任で、自分の好きなように作れるというメリットもあります。
リソースが限られているというデメリットがある反面、何の制限も受けませんので、自分が思い描く理想のサイトを作ることができます。本当にコンテンツを作ればアクセスは集まるのか、本当に更新を続けていればアクセス数は増えるのかなど、実体験として持っていることはとても重要です。
4. 商品・サービスを売ることの難しさが理解できる
アフィリエイトサイトは、商品やサービスを直接売るわけではありませんので、リアルな商売と全く同じとは言えませんが、Webサイトから成約させることがどれだけ難しいのかがわかります。
ネットショップを運営しても良いのですが、アフィリエイトであれば誰にでも手軽に始められますので、商売感覚を養うには最適な方法だと思います。
インハウスSEO担当者の場合、この部分は理解できているはずです。順位を上げるだけではダメだし、アクセス数を増やすだけでもダメということもわかっていると思います。ただ、会社というブランドが無い状態で物を売るというのは、刺激的な事も多いので、インハウスSEO担当者であっても、自分のアフィリエイトサイトを持つことには意味があります。
アフィリエイトサイトに抵抗がある人は、AdSenseでも良いと思います。AdSenseであれば日記ブログでも始めることができます。AdSenseと言えども、広告に変わりはありませんので、訪問者に広告をクリックしてもらうことがどれだけ難しいのかを理解することができます。
広告の種類や大きさ、配置、色使いなど色々とカスタマイズできます。広告を変えるだけでクリック率が大きく変わる事も実感できるはずです。アフィリエイトの入り口としてAdSenseは最適だと思います。
5. Googleの厳しさとツンデレ具合が味わえる
最後はネタのような本気の話なのですが、Googleに評価してもらうサイトを作るのは大変です。時に厳しく時に厳しい、とにかく厳しいのがGoogleです。ただ、時々デレデレしてくることがあります。しかし、調子に載っているとガツンッとやられます。
クライアントのサイトや自社サイトの場合、リスクがありますので実施できないこともあると思いますが、自分のサイトであればやりたい放題ですので、色々な経験が積めます。
しっかりコンテンツを作ったのにアクセスが集まらず、自演リンクに手を出してGoogleから消されることもあるでしょう。逆に、大したコンテンツを作っていないのにアクセスが集まることもあるかもしれません。
まとめ
自分のサイトを持っていない人は、とにかくまず自分の力でサイトを作ってみましょう。サイトを持っているのに本気で運営していない人は、本気で運営してみましょう。
本気で自分のサイトを運営することで、本当に色々な気づきがありますし、どんどんスキルもアップします。慣れてきたら色々なジャンルに挑戦してみて、自分の不得意なジャンルのサイトを作ることの難しさを学ぶのも面白いかもしれません。
ほんとそうなんですよね。インハウスSEO担当者でないと商用サイトを運営するのは難しいと思いますが、ブログやアフィリエイトサイトは誰にでも運営できますので、やってみるのも面白いと思います。
ちなみにアフィリエイトサイトの作り方や、私が作ったサイトについては、アフィリエイト野郎で公開しています。良かったらご覧ください。
Original Page: http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/2012/10/15/3958
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