徒然なるままにネタ帳！: 売上を上げるためには何でもやってみる

2012年3月19日月曜日

売上を上げるためには何でもやってみる

by inhouseo, blog.palcolle.com
November 30th -0001

先日、私がインハウスSEO担当者として管理しているサイトにとある施策を打ちました。インハウスSEO担当だからということで、SEOの内部施策であったり、外部リンクなどの外部要因の強化ということではなく、ユーザーがより使いやすい仕組みであり、もしかしたらWEBサイトの売上アップにつながるのではないかという可能性を秘めているものになります。

チャットの仕組みを活用した「オンライン無料相談」コンテンツの追加

今回、新たにオンライン無料相談というコンテンツを追加しました。弊社のメインサイトは、WEBサイトによる集客を行っておりますが、すべてWEB上で完結するサービスではありません。特に、申し込みまで到達したユーザーは手続き上電話のやりとりが必要になってくるのですが、質問や問い合わせのユーザー層に対しては、現状ではメールと電話の2種類しかありません。

この申し込み予備軍のユーザーを申し込み段階まで持ち上げるには、より気軽に質問や問い合わせができる環境を提供することが必要だと感じておりました。そこで、電話の「リアルタイム性」と、メールの持つ「電話よりも気軽にできる」という特性を兼ね備えた「チャット」を導入することにしました。

利用したサービス

今回はZoho*1（http://www.zoho.jp/）のChatサービスを利用することにしました。ユーザー側はアカウントの設定などをせずに、本来であれば、独自のチャットプログラムを開発してもいいのですが、専門分野ではありませんし、SEOをインハウスで行っている弊社ですから、おそらく開発もインハウスで行うことになり、たぶん私がやることになると思うのです。すぐに売上アップに直結するかどうか不安でしたので、まずは無料で利用できるサービスを活用して、売上アップにつながるかどうかを調査してみることにしました。

*1 Zohoは顧客情報や請求情報、DBやWEBフォームの作成など、全28のサービスを利用することができるクラウドサービスです。Zohoアカウントを作らなくとも、Googleアカウントでもログインすることができるので、気軽に試すことができます。

チャットをWEBサイトに組み込む方法は、Zohoチャットにログインしたら分かるようになっています。チャットにも3種類ありますので、いろいろと試してみることも経験だと思いますので今回は割愛を致します。

毎日PCの前にいる必要はない（と思います）

チャットを活用したオンライン無料相談のコンテンツを追加したからといって、毎日PCの前に居なければならないわけではありません。導入直後はまだ試験運用なのですから、利益につながると判断できてから、作業の割り振りや人員増員をすればいいだけの話です。

設置したあなた（がおそらく運用担当者となるはずです）が社内にいるときだけ、コンテンツへの入口をサイトに表示させればいいだけの話です。そして、「Google Analytics」のリアルタイムレポートを表示させておいて、チャットを設置したコンテンツにアクセスがあったときに、ちょっと心の準備をしておけばいいだけです。

SEO同様、まずはやってみることが大切

チャットによる無料相談は、WEBサイトの管理運営を外部に依頼している企業や、管理運営を依頼されている企業ではできないサービスだと思います。インハウスでSEOやサイトの管理をしている企業だからこそ、提供できるコンテンツではないでしょうか。

自社サービスや商品、業界に詳しくなければ、ユーザーからのコアでマニアックな質問に対して、リアルタイムで回答できないでしょうし、それができなければオンライン無料相談なんてやらない方がいいに決まってます。

インハウスSEOにしても、今回のようなチャットを活用したオンライン無料相談に関しても、とにかくやりたいと思ったことはひとまずやってみなければ何も変化は起きません。

実際、今回チャットを導入することについて、社内からは「やっても無駄ではないか」「そもそもチャットを使って質問してくる人はいないだろう」という否定的な言葉しか出てきませんでした。

しかし、設置してまだ1週間程度しか経過しておりませんが、既に数件反応があり、そこから申し込みに誘導することにも成功しております。社内の意見に流されず、やりたいことをやっただけで、会社の数字に貢献できることもあるんですよね。インハウスSEO担当者の方、もっと楽しみながら仕事をしてみてはいかがでしょうか。