検索クエリレポートのTips(前編)
ant-eater.com | Nov 30th -0001Googleのウェブマスターツールを使えば検索クエリを知ることができます。
例えば以下はあるサイトの検索クエリのページです。

- 期間・・・2012/02/13 – 2012/03/14
- フィルタ・・・指定なし
- クエリ数・・・10,268
- 表示回数・・・300,000(75,000件が表示されています)
- クリック数・・・40,000 (5,500件が表示されています)
この例では上記のようにレポートされました。(表示回数とクリック数の"○○件が表示されています"については後述)
さて、この素晴らしいレポートを様々な断面で分析したいと思った場合どうしますか?例えば
- 表示回数が100回以上のクエリを対象にしたい
- 平均順位が5位以上のクエリを対象にしたい
- CTRが5%以上のもののクエリを対象にしたい
- 検索を"ウェブ"と"携帯(スマートフォン)"のみを合算して絞り込みたい
- 30日以上の長期間の集計を行いたい
- 期間比較を一度に行いたい
残念ながらウェブマスターツールのフィルタでは機能が不足しているため、これらの一つでも実現することができません。
こまめにCSVにダウンロードして手で集計すれば実現出来るかもしれませんがそれだけはごめんです。ではどうすれば良いでしょう?
私はGoogleアナリティクスの強力なフィルタリング機能を利用しています。
Googleアナリティクスの検索エンジン最適化レポート
2011年11月より、それまでウェブマスターツールでしか見られなかった検索クエリのレポートがGoogleアナリティクスでも見れるようになりました。
ところが(これは私の周りだけかもしれませんが)この素晴らしいレポートを活用している人が少ないように感じています。
そこで私がよく見るレポートを紹介してみます。
事前準備
はじめにGoogleアナリティクスで"検索エンジン最適化レポート"を使えるようにしなくてはいけません。連携が行われていないと以下のような画面が表示されます。

ウェブマスターツールとGoogleアナリティクスを連携させる
アカウント設定 > プロパティ設定 > ウェブマスターツールの設定
より設定が行えます。なお連携させるには、ウェブマスターツールでサイトの管理者であること、そのプロパティのGoogleアナリティクス管理者であることが必要です。

あとは手順通りに進めればOKです。
ここで一つ注意ですがウェブマスターツールとの連携はウェブ プロパティ単位となります。必ずサイトごとにプロパティを追加するようにしましょう。もし一つプロパティ内でプロファイルを分けることによって複数のサイトをトラッキングしている場合、ウェブマスターツールとの連携は代表の一つのサイトしか行えません。
Googleアナリティクス側で検索クエリの表示を確認
さて、連携が行えた所でGoogleアナリティクス側で検索クエリのレポートを表示させてみましょう。
先程のウェブマスターツールで表示させたレポートと同じ条件のものを表示させてみます。

クエリ数や表示回数、クリック数がウェブマスターツールと比べて少なくなっているのにお気づきですか?この差を見て
「ほんとに正しく連携できているの?」
と思ってレポートを見なくなった方も多いのではないでしょうか?
実はこれ
"一日あたり上位1,000件のクエリに対する表示回数、クリック数"
のことです。ウェブマスターツールでグレーで小さく表示されている部分のことですね。

非常に分かりにくい。
とは言え、一部のデータしか見れなくても提供されているだけでありがたいものです。
同じ条件で比較するのであれば十分傾向はわかります。
それでは連携が行えた所で前述のレポートを順に見て行きましょう。
でもちょっと長くなってしまったので続きはまた次回。
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Original Page: http://ant-eater.com/seo/google/548/
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